第562回中国放送番組審議会概要

 今回審議したのは、テレビ番組「二つの核のはざまで~福島・浜通りに暮らす被爆者たち~」です。
 これは、8月6日・原爆の日に放送した自社制作の特別番組です。
【担当プロデューサーの説明】

軍事利用である核兵器と 平和利用である原子力発電。番組は、この二つの核を重ね合わせるという難しいテーマを取り上げました。制作上 苦心したのは、被爆者の体験の重みを伝えることと福島の原発事故について考えることのバランスの取り方でした。

【委員の方々からのご意見、ご提案】
【担当プロデューサーの応答】

広島・長崎の被爆者が、原発問題にどう向き合ってきたのかを知りたいと思いました。
現地で声を聴くと、簡単に「脱原発」と割り切れる問題ではないと痛感しました。
今後は、福島で何が起きるのか。原発を巡る議論がどのように進むのか。
まずは、それを追うことです。健康への影響は、広島・長崎でも十数年経ってから出てきたため、継続して取材することが大事です。

【その他】

今回の審議会では、テレビとラジオの「秋の番組新編成」について、委員の皆さんに説明しました。テレビは、「イブニングふぉー」と「ニュース6」のレギュラー番組について、出演者や内容をリニューアルすること。また 秋以降に放送する自社制作番組などについて紹介しました。
ラジオは、月曜夕方の情報番組「レディオ・ワン」が、平日のベルト番組になること。
そして チャリティ・ミュージックソンや駅伝中継など大型番組についても説明しました。


<文責:中国放送番組審議会事務局>
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