今回審議したのは、テレビ番組「広島発! ご当地大学ビックリSHOW」です。
これは、7月21日の夜7時から放送した自社制作の情報番組です。
【担当プロデューサーの説明】
この番組は、広島県を中心とした大学の研究開発やトピックス、あるいはユニークな一面を視聴者の皆さんにお届けしようという狙いで制作しました。また 作り方としては、取材に出かけて収録した映像とテレビスタジオを使った演出も交えてVTR構成しています。
番組は2時間ですが、今日は内容を1時間に再構成しています。
【委員の方々からのご意見、ご提案】
- 大学の研究や設備の紹介、また学長に話を聞くなど、様々なアプローチがあった。ただ、もう少し高校生が興味を持ち、この大学に行きたいと思うような内容が欲しかった。
- スタジオに大学生を入れていたが、果たして意味があったのか。黙って見ているだけで、もったいないと思った。大学生に質問や意見などを求めても良かったのではないか。
- この番組は、子どもを大学に入れようとしている保護者をある程度 念頭に置いているのかと思って見ていた。その意味では、非常に分かりやすく 家族で見るのに良い番組だと思った。
- 金魚と海の魚が 同じ水槽で一緒に泳いでいるのを見てびっくりした。「好適環境水」という水の研究が非常に面白かった。
- 視聴者のターゲットを どこに置いているのか、今ひとつよく分からなかった。
- 学生の視点で、大学のビックリや自慢を紹介すれば、ある程度 統一性が出せたのではないか。
- 大学には、研究と教育の2つの側面がある。例えば、研究に絞って内容を紹介したり、個性的な先生や学生を紹介したりするなど、テーマを統一した方が面白かったのではないか。
【担当プロデューサーの応答】
番組は幅広い年齢層をターゲットにしましたが、一般視聴者が、大学に対してどこまで関心があるのかと思いました。テーマがバラバラというご意見は、まさにご指摘のとおりです。また、学生の扱いについては、反省しています。確かにスタジオが寂しいという雰囲気がありました。
【その他】
審議会では、アナログ放送が終了した7月24日と その前後の視聴者対応などについて報告しました。また広島地区のラジオ放送が、7月20日からパソコンやスマートフォンを通じて クリアな音声で聴けるようになったことも説明しました。