今回審議したのは、4月4日に放送したテレビ番組「イブニングふぉー」です。
これは、地域密着の生活情報番組で、月曜日から金曜日まで 毎日夕方に放送しています。
【担当プロデューサーの説明】
「イブニングふぉー」は、この春で7年目を迎えました。これを機に、新しいコーナーを設けたり、リポーターの顔ぶれを変えたりする等 リニューアルしました。
また 演出面でも工夫を重ねています。
【委員の方々からのご意見、ご提案】
- 東日本大震災の特集があった。今回の震災は、被害を受けた地域が非常に広いのでどのように応援すればよいか、連日 番組で放送しても、いいのではないか。また 逆にしてはいけないことは何か。そんな情報も欲しい。
- 私はこの番組をよく見るが、リニューアルした印象があまりない。具体的にどこを変えたのか。コーナーだけではなく、大きく枠を変えないとリニューアル感は出ないのではないか。
- 司会の西田さんの武器は、視聴者との掛け合いのうまさにある。もう少し 人と関わるようなキャッチボールが欲しい。その方が、西田さん本来の良さが出るような気がする。
- テンポのいい番組で、コーナーも盛りだくさん。主婦向けとは言え、男性の私が見ても面白かった。
- 時代を捉えたテーマの一つ一つについて、どのような切り口で どう突っ込んで行くのか。今後は、この点をますます磨いて欲しい。
- リニューアルした感じは あまりないが、それは安心感でもあり、落ち着いて見られると思う。
- 震災の特集から それ以外の話題、特に明るい話題に変わっていく切り換えの難しさを非常に感じた。
【担当ディレクターの応答】
4月からのリニューアルでは、旅と交遊録のコーナーを設けました。
そして 5人の新しい料理人に入っていただき、メンバー交代しました。
ただ セットや番組構成の大きな枠は変わっていないため、全体的には、見えている風景が同じという印象は確かに あるかと思います。また この震災で視聴者の好みが変わったと実感しています。
例えば、震災前はテーマパークを紹介しても余り興味を持たれませんでした。しかし 今は支持されます。視聴者は、癒しのようなものを求めているのでしょうか。
番組作りでは、模索を続けています。
【その他】
4月の番組審議会では、2人の新しい委員を迎えました。
また 3月で退任した委員長に変わって、新しい委員長を選出し、新年度のスタートを切りました。