今回審議したのは、元日に放送したテレビ番組「カープ釣り自慢王決定戦 ~新春 瀬戸内釣り物語~」です。
【担当プロデューサーの説明】
毎年、年末年始には、カープに関する番組を作ってきました。今回は、これまで度々放送してきた釣り番組に、カープの前田健太投手と斉藤悠葵投手をゲストとして迎えた1時間半の新春スペシャル版です。とは言っても、単に 釣りをするだけではなく、両投手が 去年を振り返ったり、将来への思いを語ったりするなど、野球に真摯に向き合うトークをしっかり入れました。番組は、この2人を RCC野球解説の佐々岡真司さんと高橋 建さんが釣りに誘うという設定です。
【委員の方々からのご意見、ご提案】
- 新春番組には、騒いで終わりというパターンが多いが、この番組は、出演者のキャラクターが非常によく伝わって、とても楽しく いい感じだった。
- 新春らしく華やかで、カープファンには 見応えのある番組だった。
- 横山アナウンサーが、選手の素顔や明るい表情を引き出していて、非常に面白かった。
- 視聴者プレゼントが、ちょっと地味だった。お正月なので、カープの観戦チケットや釣り道具などでも良かったのではないか。
- マエケンの野球談義の中で、ゆるく投げた球がスパッと行ったという話はゴルフでも、同じだなと思った。非常に中身の濃い、いい話がたくさんあった。
- 釣れない時間が長いと、ちょっと雰囲気が悪くなりがちだが、とても和やかで楽しそうだった。
- 釣りをする立場から言うと、途中から仕掛けが変わったり、釣り場が移動したりした。この番組は、釣り好きの人も見ているので、その情報は削らずに伝えて欲しい。
【担当ディレクターの応答】
この番組は、前田健太のキャラクターが一番素直に出せるという視点から斉藤悠葵を選びました。その斉藤にとって、去年は不本意なシーズンでした。その部分をしっかり出した上で、今年は飛躍して欲しいという願いを込めました。
番組作りでは、2人のキャラクターに救われたところが非常に大きいです。
また、気象条件の影響で海に出られない場合を想定し、港に近い「釣り堀」でのロケを準備していました。ここであれば 100%大丈夫です。
実際、陸上で5メートルの風が吹いていたのと寒さのため、沖に出るかどうかずいぶん迷いました。
【その他】
1月の審議会では、去年秋に行なわれたJNN近畿・中四国地区 合同番組審議会の概要について委員長から報告がありました。