開催日: |
2009年7月28日 |
場 所: |
中国放送役員会議室 |
今回審議したのは、テレビ番組『美しき北欧の国ノルウェーで見た未来エネルギー〜森を元気にする広島の車が地球を救う』(7月8日放送)でした。
この番組は、RCCが今年4月1日、テレビ開局50年を迎えたことを記念して制作しました。テーマは環境でした。氷河が美しいノルウェーの環境対策とマツダの水素自動車の2つを軸に、前向きなエコを訴えています。
委員の方々からは以下のご意見、ご要望をいただきました。
- 映像がきれいで、難しく硬い環境に関する番組を柔らかく見せたのが良かった。
- 番組の中で自然享受権という言葉が出たが、それを堪能させてもらえる映像的に非常に美しい番組だ。
- 横山雄二についてアナウンサーではなくキャスターと紹介したが、どのように使い分けているのか。
- 横山雄二の位置づけや役割が見えにくかった。
- 今は燃料電池車が本命になっているが、マツダの水素ロータリーエンジンも本命になることをアピールすれば、地元企業のPRになったと思う。
- テーマが2つあると言われたが、旅番組か、環境番組か、マツダのPR番組か、国策の話なのかわかりにくかった。カテゴリーを絞り、シリーズ化して制作したほうが良かった。
- 車に興味がある人には中途半端だった気がする。
- 水素エンジン車と燃料電池車は同じ水素を使っているが、原理がどう違うのかがわからなかった。
- CMが間にあると違和感なく見れたかもしれないが、審議会でのCMをカットしたものを視聴するので、さっきの話しはどこに行ったのかとしんどい気がした。
- 日本は環境、環境と言いながら経済優先で動いているが、それを変えなければいけないということを訴える番組にしてほしかった。
- 水素ステーションは4基で60億円と高いイメージを持った。最初に値段を出すのではなく、建築費がいくらで、今後は安くなるだろうという説明があれば良かった。
担当ディレクターは「60億円は水素プロジェクトの開発費や水素を製造する工場などすべて合わせての値段。放送時間が1時間と短く、説明が難しかった。」と話しました。
続いて報道制作局長から、RCCが放送した出資法違反事件のニュースで、被告の映像が別人であったことが判明。『ニュース6』などでお詫び訂正放送を行ったこと。再発防止に努めることを報告しました。
また、TBSが制作し、RCCなどで放送している『情報7daysニュースキャスター』(毎週土曜日夜10時〜11時24分放送)の4月11日分で、「無駄の多い二重行政」をテーマに大阪の清掃車がブラシを上げて交差点を通過すると放送。事実と違うということで、BPOが審議入りするかどうかを検討していたが、結果として、審議入りしなかったことを報告しました。
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