開催日: |
2008年5月27日 |
場 所: |
中国放送役員会議室 |
今回審議したのはテレビ番組「アンガールズ完全密着270日とちょっと」(3月29日放送)です。
お笑いタレント、アンガールズの田中卓志(たくし)と山根良顕(よしあき)は広島県出身です。二人は地元の大学を卒業して、何の伝手もないお笑いの世界に飛び込みました。彼らの言葉や生活ぶりを通じて、若い人たちに、夢を追いかけることを自分のこととして捉えてほしいとの思いで制作した番組です。
番組視聴後、委員の方々からは以下のご意見、ご感想をいただきました。
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アンガールズが不思議な空気感と存在感をもっているという雰囲気はよく伝わった。真剣に見るのではなく、のんびり見るには楽しい番組。
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夢を追いかける彼らを自分と照らし合わせるにはおもしろいと思った。
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これまでアンガールズがなぜこんなに人気があるかがわからなかったが、番組の中であった「わからないからアンガールズ」という言葉に非常に納得した。
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本来は非常に真面目な青年がこんなことも出来るという人間の可能性を伝える番組なのか、それとも、地元出身の芸能人を応援する番組なのかがわからなかった。
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270日密着取材と言いながら、取材日が少ないのではないか。番組の長さも1時間ではなく30分でいいと思う。
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コメントに困る番組だ。番組の中であった一問一答が質問と答えになっていない。それがアンガールズの魅力かもしれないが、もっと本音の引き出しようがあったのではないか。
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今の若い人に受けるのはこういう芸人だということがよくわかった。彼らの芸がすごいというより、これぐらいでテレビはすごい人気を生み出すということを非常に感じた。
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アンガールズの名前の由来から始まったら良かったと思う。
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「努力家だったかもしれない」とあったが、どういうところを努力したのかがわかると非常に良かった。
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この番組はそもそも審議する必要があるのか?審議する必要のある番組と、特に問題がなければ審議しない番組があるのではないか?
続いて、5月24日に放送したテレビ番組「RCCプロジェクトEタウン」での鞆の特集について、委員から次の意見が出ました。
鞆では現在、埋め立て架橋に賛成と反対の意見がある。今回の放送は反対に偏りすぎているとまでは言えないが、二つの意見を適切に伝えていたかというものでした。
これをきっかけにして、公正な報道とは何かという議論も行われました。
報道制作局長は、番組を検証して次回に報告することを伝えました。
また、中国放送から、青山高治アナウンサーが第45回ギャラクシー賞ラジオ部門でDJパーソナリティ賞を、本名正憲アナウンサーが第33回アノンシスト賞テレビ「読み・ナレーション部門」で最優秀賞を受賞したことを報告しました。
尚、兼重委員は5月末をもって中国放送番組審議会委員を退任されました。
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