開催日: |
2007年12月25日 |
場 所: |
中国放送役員会議室 |
冒頭、委員長からJNN系列番組審議会近畿中国四国地区協議会(11月29日・米子)の報告が行われました。協議会ではTBSから「みのもんたの朝ズバッ!」の不二家問題と亀田のボクシング中継について説明と謝罪がありました。また、日本放送文化大賞のグランプリを毎日放送が、準グランプリを中国放送が受賞し、ふたつの番組を全国放送することが決まったことが発表されました。一方で、出席した局からはバラエティ番組の出演者の起用についての意見などが出ました。
続いて、番組審議に移りました。
今回、審議したのはテレビ番組「まもりたい命2007 広島県の貴重な野生生物の記録」(2007年12月26日放送)です。
この番組は、報道制作センターのカメラマンが、『人と自然がどうかかわって行くべきか』をテーマに、広島県内で絶滅の危機に瀕している生物を撮影し、ニュースで随時放送したものを一本にまとめたもので、2006年に続いて2回目の放送です。
今回放送分では、これまで県内で確認されていなかった国の天然記念物のカンムリウミスズメやゴギの産卵映像、ダルマガエルの里を作る取り組みなどを紹介しました。
担当ディレクターは「この番組を見て、少しでも生物が置かれている現状を知ってもらうきっかけにしてほしいとの思いで制作した」と話しました。
出席した委員の方から以下の意見をいただきました。
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もっと見たいと思ったときに急に映像が変わったのが残念だったが、ナレーションがとても良く、勉強になった。
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途中まで何をやろうとしているのかがわからず、最後のナレーションで企画の意図が理解出来た。編集をもっとわかりやすくしてもらえば良かったと思う。
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最後にメッセージ的なものが出るやり方がとてもよかった。自然環境や保護問題を扱った番組はメッセージ性が強すぎて重いが、この番組は四季のカレンダーを見ているようでほほえましいと思った。
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環境ビデオのように心地よく見たが、印象が余り残らなかった。原因は対象物が多すぎるからだ。ダルマガエルやアビ漁など、人とかかわりのあるものが印象に残ると思った。
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15分位の番組にして1、2種類に絞ったほうがいいのではないか。また、アビ漁ではイラストなどを使って生態を説明していたが、タマシギなどもイラストでの説明があればもっと理解出来ると思った。映像の変わり目をきれいな花などで繋ぐのはとても良かった。
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いい映像を見せてもらったと思うが、環境問題は扱うのが難しく、もっと違った視点はないだろうか。別の機会に失った環境の原因を探る番組を制作してほしい。
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