第517回中国放送番組審議会概要

開催日: 2007年7月24日
場  所: 中国放送役員会議室

最初に、これまで3回にわたり審議してきた「細木数子のズバリ言うわよ」について、中国放送から発言がありました。
続いて、テレビ番組「世界遺産〜石見銀山」を審議しました。この番組は、全世界に851ヵ所ある世界遺産を取材対象とするもので、過去、日本の世界遺産も数多く紹介されています。「石見銀山」は「原爆ドーム」と「厳島神社」に続いてRCCが製作した3作目です。ハイビジョン映像の美しさに加え、霧をコンピューターで処理するなど、番組の各所に最新技術を駆使した作品になっています。
番組視聴後、委員の方々からは

  • 石見銀山という素材が非常に地味であるにもかかわらず、時間をかけてていねいに取材されており、重厚なナレーションと美しい映像でよく構成されている。


  • 新しい石見銀山を発見したようだ。


  • 番組はスペインからスタートし、当時の石見銀山の世界での位置づけが明確で映像も美しく説得力はあるが、最近の世界遺産登録は見劣りするものが多く、世界遺産が町おこし村おこしレベルで考えられているのではないか。実際、現在の石見銀山は山と穴ぼこと古い家並みだけで、はたして現地に行って番組と同じ感動が得られるのか疑問に思う。


  • マルタ島などの世界遺産はふんだんな取材対象があってつくりやすいと思う。石見銀山は最近いろんな番組で取り上げられるが、どの番組も同じところしか取材していない。おそらく2〜3ヵ所しか写すところがないのだろう。


  • 川の中から古い橋を映したりと相当な努力を感じるいい作品だった。


  • 日曜日は「世界ウルルン滞在記」「情熱大陸」「世界遺産」など子供に見せたい番組が続くにもかかわらず、「世界遺産」は放送時間が遅すぎる。青少年が見られる時間にしてほしい。


などのご意見、ご感想をいただきました。
次回の番組審議会は9月25日に行われる予定です。

<文責:中国放送番組審議会事務局>

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