(於 中国放送役員会議室)
2007年6月19日
今回審議したのは、毎週土曜日午後6時からのテレビ番組「RCCプロジェクトEタウン」の中から4月14日に放送されたものでした。放送開始から7年目を迎えた今年4月、キャスターが横山雄二アナウンサーに代わり、コメンテーターの神足裕司さん、アシスタントの藤村伊勢アナウンサーの3人で進行するようになりました。内容は、一週間のニュースを短く振り返るコーナーと、企業の最新の動きを紹介するミニコーナー、じっくりとした取材で取り組む特集のEタウンサイトで構成されています。
今回のEタウンサイトは、東京で評判になっている安芸津の酒蔵を、ミニコーナーは地元スーパーの地産地消への取り組みを取り上げました。
視聴後、ある委員の方からは「数あるメーカーの中から何故ここを選んだのか。」という質問がありました。
プロデューサーは、「この酒蔵のお酒がアメリカの日本酒コンテストで金賞を取ったこと。一時期女性の杜氏ということで話題になったが、最近は女性杜氏の酒と言わなくてもすばらしいお酒という評価が周りから得られているためです。」と話しました。
また、ミニコーナーでこのスーパーを取り上げた理由は、「流通業界激戦区の広島で地産地消を大切にしていて、最近、新規店舗をオープンしたため。」と説明しました。
続いて、他の委員からは
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2社を取り上げた理由を番組に盛り込んでほしかった。
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最初の頃は報道色の強い番組だったが、横山アナウンサーに変わり、情報系に移りつつある気がする。今回の企画は『イブニングふぉー』で取り上げる内容であり、Eタウンでは問題提起をするようなものを取り上げてほしい。
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横山アナウンサーが、神足ゆうじさんの全国ネットの番組にはない新しい魅力を引き出しているように思う。
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30分の番組で2つの話題を取り上げるとどちらも薄くなった感じがする。
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メリハリがなく、同じテンポで番組が進んでいる。神足人形のコーナーは大切な一番シリアスなコーナーなのに軽くなったと思う。年金やごみ問題など、重いテーマになった時の横山アナウンサーの反応を見たい。
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地元の企業を取り上げるときはテーマをもう少し掘り下げたらいいと思う。
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横山アナウンサーが番組内でお酒を飲みすぎている。今回、2003年のお酒のデーターを使っていたが、もっと新しいデーターを使用してほしい。
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コメントも進行も面白いと思った。
との発言がありました。
委員長からは、「コンセプトが報道系から情報系にシフトしてきているようだが、なぜなのか。」という質問がありました。
プロデューサーは、「当初は、エコノミーとエコロジーのEを合わせた番組ということでスタートしたが、現在では経済情報番組というコンセプトで制作している。」と説明しました。
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