(於 中国放送会議室)
2007年4月24日
4月の審議番組は、テレビ番組「RCCメディアリテラシー特別番組『テレビってまるまる』(3月29日木曜日、午後2時55分から放送)でした。
メディアリテラシーとはメディアを批判的に見たり、聞いたりして、それを使いこなす能力のことです。日本民間放送連盟では中学、高校生にテレビ番組作りを通してメディアリテラシーを学んでもらう、メディアリテラシー実践プロジェクトを昨年から始めています。この度、RCCが応募し、選ばれました。プロジェクトに参加したのは、広島市教育委員会の協力で選ばれた16人です。彼らは4つのチームに分かれ、昨年6月から11月までの半年間をかけて番組制作を学び、チームがそれぞれ、ミニ番組を作りました。
審議番組は、子供たちが作った4つの番組と、制作過程を盛り込んだものです。
視聴後、委員の方々からは以下のご意見、ご感想をいただきました。
-
参加している子供たちにはすばらしい経験だったということはわかるが、これから社会運動としてメディアリテラシーを広めていくのにどう繋がるかがわからなかった。
-
子供たちが作った番組にしてはよく出来ていた。RCCの社員やOBのアドバイスが影響しているのではないかと思う。
-
この番組はメディアリテラシーがしっかり伝わってくるので、番組としてよかった。
-
参加した子供たちは楽しかったと思うが、客観的に見る側はやや辛かった。番組の最初にテーマを掲げてほしかった。
-
メディアリテラシーを教育という趣旨で行った割には、子供たちの職場体験のようなレベルで終わっている。情報を批判的に見たり、正しい情報を受け留めるというメディアリテラシーの部分が抜け落ちていた。
-
一つのテーマを決めて、どういう形でその問題を見ていくかを行った方がおもしろかったと思う。
-
番組の最後に参加者が、「テレビは正しいことを伝えたほうがいい。」と言った。その子はテレビの本質を理解していて、とても驚いた。彼がどのようにしてそう感じたのかが出でくれば、番組としてよかったと思う。
-
番組を見る人たちのリテラシーを組み入れたら、もっとおもしろい番組になったと思う。
|