第512回中国放送番組審議会概要

(於 中国放送会議室)
2007年2月27日

2月の審議番組は、納豆のダイエット効果を取り上げた関西テレビの「あるある大事典」で、データの捏造が明らかになって以降続出した、民間放送局による論文の無断使用や映像の不適切な編集、すり替え問題など、一連の不祥事について経過説明を行いました。また、こうした事態を受けて民間送放連盟が関西テレビの会員活動を停止する決定をしたことや今後、放送倫理の確立に取り組み、民間放送に対する信頼回復に全力を尽くすとの決議を行ったことなどを報告しました。
そしてRCCは、2月13日に放送倫理向上委員会を開催し、社内調査を行った結果、各番組の制作過程で適正なチェックが行われていることや社員をはじめ関連制作会社、プロダクションなど制作スタッフに対し、社内外の研修に参加させるなどして放送基準の周知徹底を図ることなどを報告し、了承されました。
 続いて、番組審議に移り「神様のゆうびん屋さん再会感動スペシャル」を審議しました。この番組は、毎週木曜日に放送しているRCC制作の「神様の宿題」のスペシャル版です。
番組視聴後、委員の方々からは

  • 人と人のつながりを大切にした仲のいい家族が、私たちの周りにいる。番組を見て、改めて考えさせられることも多く非常に良かったと思いました。
    BGMが往年のヒット曲だったので、時として歌詞の方が気になった。


  • ドッキリという要素があるからか、これでもかという感動の演出が気になった。
    あそこまでやらないで、余韻を持たせた方が良かったのではないか。でも番組としては、とてもほのぼのとしていて、見た人は多分ホッとしただろうと思います。


  • 結婚披露宴という極めてプライベートな部分が、いきなり番組でパッと公開され る。親族の了解は取ってあるにしても、後で揉めなかったか、多少気になりまし た。


  • 安心して見ることが出来ました。おもしろいテーマなので、ぜひ10年、20年 と続けてもらいたいと感じました。この番組に出た方々は、とても感情移入しや すくて、いいなと思いながら見ました。


  • 感動的な番組だなと思いました。一通の手紙が広島県内をずっとつながっていく というのは、番組のファンも草の根的に広がっていく訳で、企画としても素晴らしいと思います。マギー審司さんのキャラクターはアクがなく、子どもからお年寄りまで受け入れられていいと思います。


  • 大家族的な家族のつながりが非常に少なくなっていく中で、ここに描かれた家族は素晴らしく、うらやましいと感じた。


などの御意見ご感想をいただきました。

<文責 番組審議会事務局>

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