3月の番組審議会は、新年度の番組編成についての説明と番組審議、4月から施行される個人情報保護法に対するRCCの取り組みについて報告しました。
テレビの新編成については、ワイド化、生化、自社制作比率のアップなどを報告、自社制作率も19.2%と在広局で1番高く、災害、事件、事故などに対して迅速に対応できる編成としたことを説明しました。
大きな変更は、朝5時半から3時間の情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」を月〜金のベルトで放送する。午前10時50分から12時55分は「きょう発プラス!」、15時54分から18時55分までは、ローカル、ネット織りまぜての情報・ニュースゾーンとし「イブニングワイド」を編成しました。
自社制作番組は、広島の数々の疑問とか不思議に、横山アナと桑原アナが答えていく広島ふしぎ発見的番組「なんナン!?」や吉本の若手芸人と若手女子アナとのコラボレーション番組「コンプレX」、そしてプロ野球カープ中継は計21試合を中継放送します。
一方、ラジオは「青春ラジオRCC」をコンセプトにした現在の路線がリスナーの支持も高いとして大きな変更はないなどと説明しました。
続いて、「Eタウン、今よみがえる松田恒次の魂、パート1」の番組審議を行いました。
「Eタウン」は2000年10月にスタートした番組で、コラムニストの神足裕司さんをレギュラーコメンテーターに県内の経済の動きを中心に辛口のコメントを加えながら広島を元気にしようをコンセプトに放送しています。
番組視聴後、委員の方々からは、次のようなご意見ご感想をいただきました。
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時のリーダーは、しっかりとした哲学を持ち、人の扱い方も非常にうまい。改めて、学ばなければいけないと思って見ました。
広島には、創造的なもの作りをしながら、地域に貢献してきた人がたくさんいると思うので、こういう人を探し出して情報を与えてもらえれば、いろんな面で参考になるんじゃないかと思いました。
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広島の技術はすごいものがあるということを、昔の話として忘れている人が多いと思います。それをこのような番組で紹介していくのは素晴らしいことだと思います。、ローカルだけでなく、全国で放送するような番組を制作していただきたいと思います。
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私は、「プロジェクトX」でロータリーエンジンの誕生を見ましたが、恐らく視聴者の方の中にもオーバーラップしながら見られた方がいると思うんです。
番組は、ロータリーエンジンそのものより挑戦する面がクローズアップされているが、時間的な制約で仕方がないのでしょうが少し性急な流れだなと思いました。
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広島を元気に、いい町にしようというコンセプトですが、中枢都市広島ですから中国5県ぐらいまで範囲を広げて素晴らしい人とか話題を紹介していただきたい。
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技術屋さんとか匠が減り、日本からもの造りが離れてきていると危惧しています。
そんな中で、このような偉大な方がおられたということを皆さんに知ってもらい、やはり日本人はもの造りを止めてはいけないと思っていただければと思います。それと企業は人だということを感じました。
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今の若い人達には、内容が個人的な結びつきのお話に行ったのではないか。なぜ、マツダは広島の中で一番であり続けたのかが描けていれば、もう少し面白くなったのではないかと感じました。
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番組の元になっているのはインタビューだと思いますが、これが非常にうまくいっていた。時代背景もあるんでしょうが、男、松田恒次という大きな経営者と山本元社長との関わりが素直に楽しそうに語られていた。大成功じゃないかと思いながら見ました。
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最後に松田恒次さんの言葉で、挑戦、志、誇りを与えるということを言われた。まさに広島を元気にするための3つのキーワードかなと思います。
広島の歴史というと、原爆・平和ということで語り尽くされることが多いですが、違う意味の歴史も伝えていかないといけないのかなと思いました。そういう意味でも、いろんな若者達に是非見てもらいたいと思います。
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山本健一さんと松田恒次さんの関係が非常に素晴らしかったと思うんです。どちらか一人だけでも成功していない。私には山本さんが非常に大きく映りました。
単に自動車のことロータリーエンジンのことではなく、社会の中で人と関わり合いながら生きていく一つのモデルのようなものが、ここから窺えたのではないかと思います。
などのご意見ご感想をいただきました。
4月1日から施行される個人情報保護法については、RCCが得た個人情報は、その目的を明らかにして適正な方法で取得し、かつ保持し、利用する。 本人の同意を得ずに第三者へは提供しないなど中国放送個人情報保護方針をはじめ取り組みをホームページに掲載する。 また、社内にRCCの個人情報保護のための組織を作り、管理規定など策定して運用し、問い合わせや苦情に対しては、視聴者センターが受付け速やかに対応することなど報告しました。
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