第491回中国放送番組審議会概要

(於 中国放送役員会議室)

 1月の番組審議会は、リニューアルスタートした「ごじテレ。」を審議しました。
キャスターが中村克洋氏から西田篤史氏に代わり、40〜50歳代の主婦をターゲットにした番組作りを目指します。内容的には、これまで以上にスタジオでのトーク展開を図り、取材力の強化とともにニュースはより分かり易く、特集などもスーパーをかける時間を長くしたり、スイッチングをゆっくりするなど、この時間特有の「ながら視聴」に耐える番組にしたいとしています。
番組視聴後、委員の方々からは次のようなご意見ご感想をいただきました。


  • 新キャスターの西田さんは、硬くなっているようですが、人柄でしょうか言葉の端々から気持ちのいいものを感じます。
    内容的には、ニュースの変わり目が分かりにくい。アナウンサーに声の出し方に変化をつけるとか、少し間を置くなど読み方の工夫が欲しい。ゲストコメンテーターは、適切におもしろい答えをされていて良い存在だと思った。


  • 西田さんは、期待通りの司会ぶりでしたが、もう少しやわらかみのあるところが出てもいいかなと感じました。お店の紹介をするのであれば、視聴者が書き留めることができるようにスーパーの時間を長くするなどして欲しい。また、天気予報は時間帯を決めて、南部北部だけでなく多くの地域の詳しい情報が欲しい。


  • 色んな情報があって、見てもらえる番組だと思います。料理に対しては、自分が見てすぐに作ることができる。あるいは、明日にでも作ってみようかなと思わせるような料理を紹介して欲しい。


  • 取り上げた4つの情報の中で3つは、何かコマーシャルのような感じがして番組と言えるのだろうかと思いました。情報を提供する場合、何が大事なのかが見ている者に伝わらなければ、情報としては欠けているのではないかと思います。
    良かった点は、テレビならではの映像が流れたことです。この日が大寒だったということで、安浦の凍った滝の映像が流れました。なかなか見られない場面だったので、良かったと思いました。


  • ターゲットの絞り込み、スタジオの活性化、分かりやすさの工夫、それから制作力の強化、いずれもそれぞれの制作意図を十分に感じることができた。
    以前の「ごじテレ。」と比べてスピーディになったという感じが確かにします。盛り沢山の内容で構成も工夫が感じられるが、若干目まぐるしすぎるのではないか。
    キャラクターは、西田さんと中村さんとではっきりと変わり、スタジオが明るくなりました。また和佐アナウンサーや青山アナウンサーとの兼ね合いもなかなか良い。コメンテーターもいい味を出しておられたように思います。


  • ターゲットである家庭の主婦は、この時間帯は特に忙しくて「ながら族」ということになりますから、いかにテレビの方に振り向かせるかに留意して制作して欲しい。出演者の呼吸は、これから合ってくると思います。番組的には、暮らしに役立つ内容に充実させ、地域課題の背景なども分かり易く放送して欲しい。


  • スタートとしては、大変よくできた番組ではないかと思います。気になるのは、多い素材がどこまできちんと意味のある情報になっていたかの点検をお願いしたい。
    ターゲットの主婦に対してステレオタイプ的な見方があるように感じました。


などのご意見ご感想をいただきました。

<文責 番組審議会事務局>

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