第486回中国放送番組審議会の審議の概要

(於 中国放送役員会議室)

 7月の番組審議会は、海の日特別番組として6局ネットで放送しました情報バラエティ番組「花子さん家の家族旅行パート2〜瀬戸内海を渡るの巻〜」を審議しました。
 この番組は、夏休みを前にして、どこへ遊びに行くのか決まっていない家族の参考になればと「行きたくなる」「食べたくなる」「会いたくなる」をキーワードに制作したものです。
 番組視聴後委員の方々からは、次のようなご意見ご感想を頂きました。

  • 長時間見た割には、いただいた情報がちょっと少なかったような感じがしました。出演者の人達は家族という設定なのに、役者個人として扱っている部分と、4人が家族になりきっている部分とがゴチャゴチャになっていた。もう少しスッキリさせたほうが良かった。


  • 世羅町から尾道へ行った時のナレーションで、「広島で遊んで尾道で食べる」という言い方をしていた。尾道だって広島の筈です。この番組に限らず、地域を地域として大切にする。そこらあたりを考えていただきたいと思いました。


  • 笑いの種類については、本当にスカッと気持ちのいい笑いと、あまり気持ち良くないものが残る笑いとがあります。私としては、ポカポカ頭を叩くシーンが何回も出て来るのは、確かに笑いのシーンではあるのだけれど、心地よくない思いがした。笑いの種類も舞台と映像で流す時は違うと思います。もう少し吟味したほうがいいと感じました。


  • 単なるバラエティ番組なら、これで良いと思いますが、情報番組なら情報はしっかりと伝えて欲しい。本当に10万円で、行けたのか。交通費はどうだったのか。もう少しその辺りが知りたいと思いました。


  • 子どもと一緒に見るのであれば、本当に楽しく見られる番組だと思いますが、大人だけで見るとうるさいから変えてくれと言われるんじゃないかなと思いながら見ました。


  • 料理番組は、いろいろ放送されていますが、何を食べても美味しい美味しいとしか言わない。うどんを3回も続けて食べて、恐らくお腹いっぱいになって、本当に美味しいものかなという気がしました。


  • 番組としての完成度という点では、大変厳しいと言わざるを得ない。このような番組を制作する時は、いい条件できちんと撮影するということをポリシーにして、タレントさんの都合とか、放送局の都合を優先した番組にならないように制作して欲しい。


出席委員
委員長 生和秀敏
副委員長 三好久美子
委員 野村純孝 山坂淑子 岡本彰 三上仁淑

以  上

トップへ戻る


Copyright (C) 2004, RCC Broadcasting Company. All rights reserved.
E-mail to rcc@rcc.net