第461回中国放送番組審議会の審議の概要

(於 中国放送役員会議室)

第461回中国放送番組審議会は、3月26日午後3時から開かれました。
今回は、新年度入りを前にしてラジオ・テレビの春編成についての報告と自社制作番組の審議が行われました。
まず、番組編成で主なところは、ラジオが月〜木の午前11:30から12:40まで「究極のオバンざい 世良洋子アワー」を自社制作する。ニッポン放送、土曜深夜の人気番組「福山雅治の魂のラジオ」をネット放送する。
一方、テレビは月〜金の夕方情報番組「ごじごじテレビ」が「ごじテレ」とタイトルを変え、メインキャスターに中村克洋氏を起用して三つのトク「得」「解く」「徳」をキーワードに、ローカルにこだわった情報を発信していく。その他、上野忠美プロのゴルフレッスン番組「ゴルフの花道〜TV版」を制作するなどを報告し、了承されました。
続いて、自社制作番組「RCCプロジェクト Eタウン」の番組審議が行われました。 この番組は、コメンテーターに神足裕司氏を起用し、地元広島の経済から政治・社会問題までタイムリーに取り上げる30分番組で、今回のテーマはゼネコン準大手F社の分割・経営統合問題でした。
視聴後、委員の方々からは、次のような御意見ご感想をいただきました。

  • 難しい番組かと思ったが、巧く現代にマッチした問題を取り上げて、トントンとリズミカルに見せおり、F社がどのような会社なのかが良く分ったし、面白く拝見した。
  • ニュース的な堅い番組にバラエティー色をミックスして面白く見せていると感じた。 地元の生活に密着した問題なので、例えば西風新都や緑井再開発などがどのようになるのか等も取材して取り上げて欲しかった。
  • このような番組は好きで良く見ている。国会にしてもそうだが、その時々の旬の話題を、切り口を工夫しながらテンポ良く見せる。それが今の視聴者のニーズだと思う。
  • 全体としては、分りやすい構成になっていた。注文をつけるとしたら小泉総理の構造改革や金融からの外圧などが、今回のF社の分割、経営統合でどのような位置付けになるのか、もう少し時間をかけて取材をして切りこんで欲しかった。
  • この番組は、時間とスタッフを投入して力を注いで作っている貴重な番組だと思う。ただし、今回はF社社長の単独インタビューに成功したから成り立ったのかなと思ったし、経営責任者の言葉にハイ々と聞いてしまうところが見え疑問を覚えた。当事者だけの話しで終わっていいのか。茫として見えないところをどう見せるか。30分で終わらず続編を期待したい。
  • 全体的には、ああそうなのかと見ている人も分ったのではないかと思うが、これからどうなるのかとの視聴者の思いに対して、社長の大丈夫という言葉で本当に納得出来ただろうか?上滑りにやりますよ、終わり!では、大丈夫と思えなかったのではないだろうか。
  • 今回は、ちょっと生々しいテーマだったのではないかと思いました。一企業を番組として応援しようというシナリオだったのかな?見方によっては、RCCは企業寄りなのかと誤解されるような、又は関連会社や同業他社から見て疑問を持たせる番組であってはいけないと思う。
出席委員(敬称略)
副委員長
久保田文也
 
 
桑田 整
 
委  員
安藤 欣賢
久笠 信雄

上田みどり
清水 恵

奥原 祥司
 

以  上

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