第458回中国放送番組審議会の審議の概要

(於 中国放送役員会議室)

第458回番組審議会は、平成13年12月14日(金)午後2時から開催されました。
終月の審議会は、ラジオ・テレビの年末年始番組をはじめとする事業報告と、この1年間RCCが放送した番組、主に自社制作番組に対する意見・感想を述べて頂きました。
まず、RCCから来年開局50年を迎えるに当たり、新コンセプトを決定した。目指す方向は「ひろしまの未来づくりに役立つ放送局」、3つの約束として「ひろしま応援団」「コミュニケーション放送局」「情報の地方分権」を挙げました。また、新キャッチフレーズは明るく幸せなイメージでブランドキャラクターとフィットするとの理由から「ラブラブチュッチュ」に決まったことなどを報告しました。
続いて、年末年始番組に移り、ラジオは12月30日(日)13時からの「年忘れ紅白歌合戦」31日(月)23時30分から「カウントダウンパーティー」そして、1月1日元旦1時から「KENJIN−BANDのハングリーマン」、22時からは「為末大の俺達の時大」一方、テレビは12月29日(土)18時から「反骨のハードラー為末大物語」1月1日元旦14時30分から「ラブストーリーズ」2日(水)17時から「カープ幸せ計画」などを編成し放送すると報告し、了承されました。
引き続き、この1年間のRCCの放送、自社制作番組に対する意見を頂きました。

  • 「Eタウン」は、いい方向付けが出来ているのではないか。難しい経済の視点が、分かり易く伝えられている。その他「ごじごじテレビ」「スポ天」などは、娯楽に走り過ぎている。製作者側がテレビを娯楽に陥れている所があるのではないか。視聴率を稼ぐには、娯楽番組をという思い込みが強すぎる。このような時こそ、心洗われるような精神性の高い番組が光るのではないか。
  • 娯楽にも段階があって、刹那的な娯楽に浸っていると向上心が無くなってしまうように、内容を変えていかないと人格を貶める。厳しくすると客が少なくなり収入が減少する。
  • 収入を確保しながら、質の高い番組を制作するのは難しいが、両方を追及しなくてはいけない。
  • 深夜のバラエティー番組で、女子アナへのクイズに「大臣の名前と肩書き」問題がでたが、正確に答えたのは一人だけだった。このことも残念だが、はやしたてて良いのか。ニュースを読むとき視聴者への信頼感はどうなのか。イメージに傷がつくのではないかと思う。
  • 夕方のワイド番組は、ネタが乏しい中で頑張っているとは思うが、見ていて白々しさ寂しさを感じる。司会は、視聴者層を考えるとひと年取ったキャラクターを起用したほうがいいのかな。低俗な娯楽番組は、あそこまでしなければいけないのかと寂しくなる。もっと節度を持ってやって欲しい。
  • RCCは広島で一番古い局とのイメージがあるが、画面はそうではないのがある意味で寂しい。
  • RCCはラジオを持っている。もっとラジオとテレビが連携して番組作りをしたらどうか。他局は、キー局中心の番組・情報が多い。別の観点から番組を制作した方が良いのではないかと思う。但し、ローカルな情報を、もっと映像を綺麗に見せるなど、華やかさを出すよう巧く演出しないといけない。
  • 他局と較べると真面目な取組みをしているし、努力は感じられる。地元広島の応援放送局と言うことだが、引っ張るのは経済、経済面で新しい芽が出てきている。隠れた可能性あるものを引き出し国内はもとより、世界へ発信してアピールするのが応援団だと思う。
などの御意見を頂きました。

     
出席委員(敬称略)
委員長
上田 良文
 
副委員長
久保田文也
委  員
山坂 淑子
三好久美子

大塩 俊
安藤 欣賢

清水  恵

以  上

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