(中国放送役員会議室)
第448回中国放送番組審議会は1月23日に開かれました。まず審議に先立ち、新しく中国放送の番組審議会委員に就任する6名の委員へ金井宏一郎社長から委嘱書が手渡されました。そのあと、前委員長・副委員長の退任に伴い、新しく上田良文委員長、並びに桑田・久保田両副委員長が選出され、今後は14人の委員で審議が進められることになりました。
続いて番組の審議に入り、今回は12月16日に放送されたテレビ番組『広島スポーツ100年 最強伝説〜王国復活の21世紀へ〜』を合評しましました。この番組は昨年の世紀越えを前に、かつて“スポーツ王国 広島”と言われた広島のスポーツ界100年間を、貴重な映像や資料、当時を知る人々の証言などを交えながら歴史的に集大成し、それを1時間30分というコンパクトな番組に仕上げ、21世紀の教育の場で役立ててもらおうと制作・放送されたものです。
主な発言は次のとおりです。
- 王国復活を願う思いがこもっていて、大変懐かしい映像だった。ビデオとして売っていれば、一家に一本買っておきたいと思わせられる内容だった。
- なるほどすごい歴史があったのだなと、改めて思った。キーワードは、社会的にも地域の活性化を担っている青年団こそが、スポーツ王国の源だったと受け取った。昨年広島で‘トップス広島’が結成されたが、カープが入っていない。カープも抱き込んで、マスコミと一緒にどう盛り上げていくかで、広島の復活がかかっていると思う。
- 歴史的に古い順からたどってあったが、導入部分のイメージが暗かったので、多少順序を変えたほうがよかったのでは。
- 昔のことを知っている語り部の皆さんがおられる間につくっておかないと残せない番組であり、また広島で最初に開局したRCCでないと制作できなかった番組であると思う。
ただ日本人初のオリンピック・金メダリスト織田幹男さんの動く映像があれだけしか現存しないという事実にがく然とした。広島の放送局や個人が所有する映像を集め、広島デジタルアーカイブセンターを創立すべきでは。
- 広島の社会全体が抱える問題が、そのままスポーツ界にもあてはまる。こういった番組が一人一人の心の活力になればいいと思うし、メッセージは繰り返してこそ、伝わっていくのでは。
- 過去の話で終わらせず、21世紀に活躍が期待されるこれからの広島を背負っていく人達もとりあげて欲しかった。それがあれば、見た人達も応援していかなくてはという気持ちになったのでは。
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出席委員(敬称略) |
新委員長 |
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上田良文 |
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新副委員長 |
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桑田 整 |
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久保田文也 |
委 員 |
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山坂淑子 |
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田坂 貢二 |
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大塩 俊 |
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白石 勝 |
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野村純孝(新) |
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丸本 尭(新) |
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佐竹利子(新) |
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上田みどり(新) |
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