(中国放送役員会議室)
11月28日に開かれた中国放送番組審議会は、12月のBSデジタル放送のスタートを前に、「放送のデジタル化」について局側から説明し質疑応答に入りました。
まず、現在の放送様式であるアナログ信号の特質の違いを解説。放送をデジタル化することで高画質・高音質が実現、チャンネルが増える。放送以外にも番組情報をデータ放送として楽しめる。一方通行だったTV番組が双方向になるなどのメリットが説明されました。
また郵政省主導によるBS・CS地上波それぞれのデジタル放送への移行スケジュール並びに現在の進行状況が説明され、BSデジタル放送は12月1日11時からスタート、受信機、受像機はまだ高額で普及はしていないものの、各局とも特色ある番組編成に取り組み、1000日で全世帯の1/4の、1千万台の普及を目指している。地上波のデジタル放送は、関東など早い地域で2003年、その他の地区も2006年には移行、アナログ放送との同時放送の期間を経て、2010年には現在の地上波アナログ放送を終了する。これらの移行に伴う周波数変更対策を、現在、郵政省、NHK,民放の三者が検討中で、まもなく具体的に取り掛かる予定であることを説明しました。
さらにデジタル化による通信と放送の融合する時代を目前に控え、中国放送は放送のみにとどまらず、インターネットや携帯電話などへの情報発信に積極的に取り組んでいるなどの紹介がありました。
これに対して委員からは「外国でのデジタル放送の状況はどうなっているのか」などの質問がありました。
引き続き、11月初めに近畿・中四国地区のJNN系列6社とTBSが出席して開かれた番組審議会協議会での審議内容について協議会に出席した委員から報告。
このなかで、議員立法で国会提出準備を進めている「青少年有害環境対策基本法案」に対して委員から「この法案は大きな問題を含んでおり、もっと国民の関心事として、放送局側も報道し、投げかけていくべきである」との指摘がありました。 |
今回の出席者は次のとおりです。(敬称略) |
出席委員 |
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山下 彰一委員長 |
見延 典子委員 |
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中畝みのり委員 |
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久保田文也委員 |
桑田 整 委員 |
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山坂 淑子委員 |
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田坂 貢二委員 |
大塩 俊 委員 |
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安藤 欣賢委員 |
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白石 勝 委員 |
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