第425回中国放送番組審議会概要 |
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(中国放送本社役員会議室)
第425回中国放送番組審議会は12月8日に開かれました。
まず、局側からRCCのラジオ・テレビの年末年始の特別番組の編成について説明がありました。
ラジオはレギュラーのワイド番組を拡充する形で年末年始に対応する編成と
なっており、テレビはこの年末からJNN系列でスタートする「21世紀プロジェクト」を基本編成方針として、「年越し30時間生放送〜テレビのちから」
などが放送されます。
続いて今年の審議会や放送番組全般について、委員から意見を聞きました。
まず、ある委員から「番組を審議し、感想をコメントする難しさを実感している。審議会での意見そのままを番組制作に生かすと、どのような作品になるのかなど、思い迷っている」との感想が述べられました。
次いで各委員から、現在のTV全般に対する意見や提言が出されました。
「これだけ世の中がグローバルになっているのだから、世界の動きが茶の間から見えるような放送であって欲しい。また年末年始番組にしても、大事件にしても、どのチャンネルも同じ時間帯に同じような内容で取り上げており、個人的にはそういうテレビのあり方を一番変えて欲しい」「子どもといっしょに見ることが出来るいい番組も多いが、そうでない番組もあると思う。Vチップの導入は先送りされたが、放送制作現場の若い人たちにも審議会の意見が反映されるよう、放送局側の自主的な規制が必要だと思う」「スポ−ツ番組は、各局多くあるが、プロスポーツでスポットライトが当たっているところはよいとして、もっと地域でのスポーツの振興、活性化にも力をいれて欲しい」「最近
テレビを見ていて、放送局によって内容がかたよって解釈されていることを強く感じる。これからのテレビのあり方、報道のあり方がどのような形で進んでいくのか監視するような機能も必要ではないか」の意見が出されました。
さらに、「大切な電気というエネルギー資源を使って放送しているのだから見てよかったと思えるような、価値のある番組を作り続けて欲しい」「最近の各局のTV報道番組には、ニュースなのか、ショーなのか区別がつかない番組が多いが、時流におもねった横並びのやり方には問題がある。これからのメディアは横並びでなく、差別化して独自のものを打ち出す方向を考えなければいけないと思う。ニュースブリッジも確固とした番組に育てて欲しい」との提言がありました。
次回は1月12日に開かれます。
今回の出席委員は、
委員 田 中 登志子 委員 若 本 祐 昭
委員 金 谷 俊 宗 委員 見 延 典 子
委員 深 見 正 毅 委員 竹 田 保 孝
委員 曽我見 義 則 委員 久保田 文 也
委員 中 畝 みのり(紙上参加)
局側出席者は
取締役社長
堀口 勲 常務取締役テレビ局長 秋信 利彦取締役ラジオ局長 井原
隆一 技術局長 火原 幹夫番組審議会事務局長 鈴木 信宏 番組審議会事務局 高月 峰子
以 上