第424回中国放送番組審議会概要 |
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第424回中国放送番組審議会は11月10日に開かれました。
まず、10月29日に大阪で開催のJNN系列放送番組審議会近畿中四国地区協議会に出席し
た見延委員の会議の報告に続き、11月1日放送の自社制作番組「ミヤジマトンボの謎」につい
て合評しました。
この番組は絶滅危惧種に指定され、日本では宮島にしか生息していないミヤジマトンボについ
て紹介した30分の番組です。
主な発言をまとめると、「番組を通して何を言いたいのかよく分からない。一般の視聴者には印象が薄いのではないか」「最初に三つの謎とあり、これを解決していくのかと思って見ていたが、中途半端のような印象だ。結論とまではいかなくとも、もう少し突っ込んだ謎ときをした方が番組として完成度があがったと思う」「豊富な素材を生かしきれていないように感じる。全体的に詰め込み過ぎという印象だ」といった指摘もありました。
一方で「着眼点、素材は非常によっかたと思う。このトンボを知ってもらう意味で、番組を制作した意義は高いのではないか」「謎ときを設定しながら謎が解けていないという意見が多かっ
たが、謎は謎で残しておいてよいのではという気がする」「これからも自然や環境保護をテーマにした心なごむ番組を続けて欲しい」など評価する意見もありました。
これらの発言を受けて制作者から「30分番組の中に取材したものを詰め込み過ぎて焦点がボケてしまい、最終的に謎ときも中途半端に終わってしまった」との説明がありました。
なお、番組の審議に続いて、10月30日に郵政省から中国放送に放送事業の再免許が交付されたことが報告、その際我が社に出されていた7つの要望について説明しました。
次回は12月8日に開催されます。
今回の出席委員は、
副委員長 山 下 彰 一 副委員長 平 田 克 明
委 員 田 中
登志子 委 員 金 谷 俊 宗委 員 中 畝 みのり 委 員 見 延 典 子
委 員 竹 田 保 孝 委 員 曽我見 義 則
委 員 久保田 文 也
局側出席者は、
取締役社長
堀 口 勲 常務取締役テレビ局長 秋 信 利 彦取締役報道制作局長 佐 伯
亨 取締役ラジオ局長 井 原 隆 一番組審議会事務局長 鈴 木 信 宏
番組審議会事務局 高 月 峰 子テレビ制作部 鍵 本 文 吾
以 上