2004年度の「RCCエコロジーファンド」入賞団体は次のとおりです。 |
|||||||
|
RCCエコロジーファンド表彰式 (6月21日) |
鮭の稚魚の放流 (写真提供:江の川鮭の会) |
エコロジー大賞
環境NPO 江の川鮭の会 (三次市) |
江の川に鮭の稚魚を放流する活動を1995年から継続して行っている。放流する稚魚は当初の4000尾から8万尾に増えた。4年前からは鮭が遡上を始めており、川漁師の網にかかるようになった。活動を通して川を清流に取り戻すのが目的。流域住民の啓発を兼ねたイベントやシンポジウム、下流にあるダムの魚道の改修するなども行っている。 |
エコロジー賞
「千田川クリーンアップ 作戦」実行委員会 (福山市) |
福山市の千田学区を流れる千田川のクリーンアップ活動。地元の町内会連合会・体協・子供会など14団体が交代で毎月1回清掃活動を行っている。河川の浄化と同時に地区にある排水場の排水機の除塵にも役立ち、水害の防止にもなっている。 |
エコロジー賞 | 瀬野川の浄化活動。川にホタルを呼び戻すことが川を汚さない運動になると考え、ホタルの幼虫を人工飼育して瀬野川の中流域に放流している。飼育器の製作、親ホタルの採取、孵化・飼育を経て、11月に放流。平成12年4月に発足。年間10回程度、ホタルに関する研修会や瀬野川の自然観察会、川の清掃などを行っている。 |
エコロジー賞
すいすい倶楽部 (福富町) |
沼田川の源流域にあたる福富町の住民と、沼田川の水資源を利用している愛媛県弓削町などの島嶼部住民との環境保全の交流活動。平成12年からイベント参加などの相互交流を始め、平成14年から源流地点近くに「アクアの森」と名付け、広葉樹の苗木を毎年植林している。流域7市町村を対象にした「沼田川サミット」を計画中。 |
エコロジー賞
広島自然観察会 (広島市) |
財団法人日本自然保護協会の自然観察指導員を中心に設立。広島県内各地毎月1回自然観察活動を10年以上続けている。15年度はもみの木、細見谷、久井岩海、包が浦など、太田川河川敷での定点観察も。今年度は中国5県の指導員交流や「海岸植物群落調査」の全面協力などを予定。小中学校の総合学習への協力も積極的に対応。太田川中流域定点観察の成果をパンフレットにする考えもある。 |
エコロジー賞
ひろしま自然の会 (呉市) |
平成9年から呉市を中心に、自然環境教育や自然観察調査活動を幅広く実施している。呉市つばき会館主催の自然環境セミナーでは企画・講師を毎年担当、年間11回の観察会やワークショップを実施している。平成12年に呉市で見られる生物2321種を掲載した「呉市の生物」を発刊、機関誌「げいなんの自然」を定期的に発行。他に二河公園メダカ池観察会、灰ケ峰ギフチョウ調査・野鳥調査など継続的に行う。
|
奨励賞
ナイス・ シックスティークラブ (広島市) |
自然環境保全の原点である「水をきれいに」をテーマにして山・川・海を対象に活動計画を立案、平成16年から本格実行する。広島市中央公園を流れる小川をホタルが棲息できるビオトープ川にする計画や、立石山国有林(安芸区)に桜苗木を植樹する計画などあり、ビオトープ川は広島市に計画案を提出中、桜植樹はすでに広島市から認可を受けている。八幡川河口にアマモを植林する計画もある。「60才から社会奉仕」をモットーに平成15年1月発足。 |
奨励賞
デポジット法制定 ネットワーク広島 (広島市) |
街の散乱ゴミを追放しようと、大きなイベントでペットボトルや空き缶の回収活動を行っている。フラワーフェスティバルに3年連続回収機を設置して、多い年は約3500本を回収した。会は平成11年結成、デポジット法(飲料容器の価格に一定額を上乗せして容器の返却時に払い戻す「預かり金」制度)の制定を目的に活動している。 |
奨励賞
藻塩の会 (蒲刈町) |
今や蒲刈町の特長の一つとして定着した「藻塩」づくりの体験活動。県民の浜開発時に製塩遺構が出土、平成元年「藻塩の会」結成、12年かけて古代の塩(藻塩)の製塩方法を研究。平成9年から修学旅行などで訪れた小学生などに古代の塩づくり体験指導を実施している。 |
奨励賞
ごみ5R推進本舗 (福山市) |
2001年に「ゴミをなくそう円卓会議」として発足。紙・生ゴミ・プラなど分科会に分かれゴミ減量を研修。毎年1回、松永地区の小学校を中心にイベント「家庭環境小学校」を開催し1000人から2000人が参加、資源ゴミ回収やフリマ開催など地域の環境意識の向上や環境保全のシステム作りが目的。「5R音頭」ビデオ制作販売、「地球にやさしい暮らし方ガイド」出版などの活動も。 |
奨励賞
GROUPサンタラ (広島市) |
台所用のゴミ袋と針金を使って作る「恐竜工作」を子どもたちを中心に教えている。地球環境の激変で絶滅した恐竜をシンボルに、恐竜工作を楽しみながら地球を守ることの大切さを考える。1996年にグループ設立。パネル展やワークショップなど年間35回の活動、これまでに7800体の恐竜を作った。 |